「みき」は、奄美大島の伝統飲料である。
夏場の栄養補強食、また子供の離乳食などとして親しまれてきたそうだ。
材料は、米とサツマイモと砂糖。
米を炊いて粥にし、それを米粒が見えないほどにすりつぶした後、
すりおろしたサツマイモ、そして砂糖を加えたものらしい。
出来上がったばかりの段階では、ドロドロペースト状のお粥に
砂糖を入れてみました的なものでしかないのだが、
日が経つにつれて徐々に発酵が進み、酸味がきいてくる。
やや甘酒に近いが、より発酵臭が強い。
おそらく「みき」は元々「神酒」であったのだろうなぁ。

奄美大島のスーパーには、牛乳の如く紙パックの「みき」が並んでいる。
せっかくだから、いろんなメーカーの「みき」を飲み較べてみた。
酸味の強弱は製造からどのぐらい経過しているかによるものだろうが、
わずかにフルーティな香りがするものもあって、なんか不思議。
単純に発酵進行度がもたらす差、だけではない気がする。
使っている米とか水とか、あるいはサツマイモの違い?
それとも製造の際に植物製の容器や道具を使っていて、
それが各メーカーそれぞれの風味を醸し出しているとか?
詳しい人に聞いてみたいが、ワタシには奄美出身の知人がいない。
残念である。