『秘密のケンミンSHOW』をはじめ、いろんな番組で時々紹介されているから
そのウワサだけは聞いたことのある人も多かろう。
同様の料理が存在する山梨出身者が北海道に移民した際に持ち込んだ、
いや、ある短大の先生が戦後に考案したものだ、などなど、
その由来についてはいくつかの説があるようだが、
とにかく北海道では、お赤飯に甘納豆を入れるのがポピュラーらしい。

おそらく道民以外の日本人の大多数がイメージする標準的なお赤飯は、
小豆を入れて炊いたものだろう。
だがやわらかい甘納豆を入れて炊いたら煮崩れしてしまう。
だからもち米だけを蒸かした後、その上に金時豆の甘納豆を乗せる。
しかし、これでは色がつかない。
そこで食紅を使ってご飯をピンク色に染める。
フーム、こうなると、なんだかご飯というよりお菓子のようだな。
でも食べてみると、想像していたほどは甘くなかった。
とはいえ、豆の感触や味は、内地民にとっては違和感ありまくりなのだが。

さて、北海道のスーパーのお惣菜コーナーといえど、
お赤飯は必ずしも甘納豆入りばかりが並んでいるわけではなく、
小豆入りのものが隣りに並べられていることもある。
本州からの転勤族向けに用意している商品なのか、
それともやはり中央の文化が侵攻してきているということなのか?
しかし、一見すると本州以南でメジャーとされるタイプのようでいて、
実はやはり食紅で色づけしたものだったりする。
うーん、道民のアイデンティティは甘納豆ではなく食紅にあるのか!?
なんだかよくわからない。