福島県の会津地方に、柳津という町がある。
むかーしむかし、火災などの災害が相次いでこの地を襲った。
困り果てた柳津の人々は、もうこれ以上災いに“あわ”ないことを願って、
アンコを粟で包んで作った饅頭を虚空蔵様に奉納したそうな。
これがアワまんじゅうの始まり。
ダジャレかよっ!?・・・などと呆れるなかれ。
このアワまんじゅう、なかなか美味いのよ。

虚空蔵様にお参りをして周辺を歩くと、アワまんじゅう屋があちこちに。
オバちゃんがひとりで切り盛りしている小さな店もある。
その場でふたつばかり買っていただこうかと入ったら、
お茶は出す、自家製漬物は出す、余ってるからと別の饅頭までおまけに…
なんて、オバちゃん、サービス良すぎ!
アワまんじゅうが美味いので褒めたら、
「ウチはもち米を粉砕するのから自分のところでやってるから」と。
ん? もち米? アワは??
「あぁ、ウチだけじゃなく、今はほとんどの店が、もち米だけを使ってる」
ええええええーーーー!!
衝撃のカミングアウト。
大量には入手できないという事情もあって、アワは使われてないらしい。
この皮は、粉砕もち米をクチナシで着色したものなのだ。
「××さんのところだけは、ほんの少しだけアワも混ぜてるそうだけどね」

アワのあるなしがわかるか、そして食感や味に何か違いがあるか、
確かめてみようと××菓子鋪にも行ってみたのだが・・・
そんな製造事情を知ってか、それとも単に有名店だからなのか、
店の前にはけっこうな大行列が。
30分ほど待つも、遅々として前へ進まず。
帰りの列車の時間が迫ってきたので泣く泣く撤収~。
うーん、いずれ再検証に行くか。