古くは江戸時代、お伊勢参りにやって来た多くの先人たちも、この食べ物に舌鼓を打ったという。
名前の通り、三重県伊勢地方の伝統的ローカルフードだ。

以前紹介した山梨県富士吉田のうどんも相当に衝撃的だったが、
この「伊勢うどん」もまた、ワタシが抱くうどんの概念を覆す、驚きの一品であった。
麺は、山梨・富士吉田のうどんの対極にあるといっていいほど、かなりやわらかい。
それもそのはず、なんと30~40分も茹でるという。
ふんわりふっくら仕上がったその餅肌麺に、黒~いタレをからめる。
タレは、たまり醤油をベースに、ザラメ、みりんなどを加えており、とっても甘辛い。
う~ん、若干、みたらし団子方面へ擦り寄ったうどん?
でも、けっこう出汁も効いている。
ちょっと複雑怪奇なハーモニー。

やわらかいうどんが好きな方にはおすすめするが、箸で持ち上げるときに軟弱すぎてよく切れる。
切れて落下したうどんによって丼の中のタレがはねて、
服に黒いシミがついてしまう危険性があるから要注意。(←被災者は語る)
熱いのを我慢して丼を持つか、あるいは周囲の目など気にせずズズズイと犬食いしよう。

追記。
最近は“冷やし”バージョンも出現した模様です。