加賀百万石の城下町・金沢。
伝統ある料理や菓子の文化が発展しているこの街にも、
微妙にB級なご当地メニューが存在する。
それが今回ご紹介する「ハントンライス」。

ケチャップライスに薄焼き玉子をかぶせ、
その上に白身魚やエビなど、魚介のフライを乗せる。
単純に言うと、オムライスwithシーフードフライってところですな。
フライにはタルタルソースかホワイトソース、
さらに玉子焼きにはケチャップがかけられて、
出来立ては、金地(ホントは黄色だけど)に紅白と、
まぁなんとも目出度げな色合い(かな?)。
しかし、ひと口、またひと口とスプーンで掬っていく毎に、
皿の上も口内も、ぐっちゃぐちゃのカオスになっていきます。
う~ん、とにかく濃いお味。

この料理も、地元の洋食屋のまかないメニューが原点。
フライにする魚は、当初は余ったマグロを使っていたらしい。
その証拠に、ハントンライスの「トン」は、
フランス語でマグロを示す言葉に由来するそうである。
それじゃあ「ハン」ってのは、どういう意味なのか?
答えは・・・ハンガリーの「ハン」なんだって。
何故にハンガリー??
ネーミングもカオスだ。

ちなみに、もう皆様、予想されていることと思いますが、
ハンガリーにはこのような料理は存在しない、というのが定説です。