いまやだいぶメジャーになった感がある「ひつまぶし」。
小ぶりなお櫃(ひつ)の中に盛られたご飯の上に、
細かく切った鰻の蒲焼きがぎっしり。
お櫃のご飯に鰻をまぶして食べるから「ひつまぶし」。
あるいは、おひつ+まむし(関西で鰻のこと)で「ひつまむし」、
転じて「ひつまぶし」となった説も有力なり。

まずはご飯と鰻をかき混ぜて、お櫃の中をしゃもじで4等分。
1杯めはそのままで、2枚めは薬味を乗せていただいた後、
3杯めは極めつけ、お茶(またはだし汁)をかけてサラサラとかきこむ。
最初はどうかと思ったが、なかなかどうして、案外イケるね。
そして最後の1杯はお好みの食べ方をもう一度選択して…でシメ。
しかし、いったいどういうきっかけでこんな食べ方を考えたんだろう?
一般的な鰻重・鰻丼に慣れた者からすると、
鰻をこんなに小さく切る、まぜご飯風にする、
さらにはお茶漬けにまでしてしまうというのはまったく異世界の発想だ。

鰻の良さをまったく生かしてない料理と批判する人もいる。
でも結局、蒲焼きなんだから大同小異じゃないかねぇ。
ワタシは「ひつまぶし」の味方です。