千葉県の内房、木更津から富津のあたりの比較的狭い範囲に、
竹岡ラーメン、あるいは竹岡式ラーメンと称されるメニューがある。
その元祖は富津市の竹岡地区にあるのだから、
本来は素直に「竹岡ラーメン」と呼ぶべきであろう。
が、「竹岡ラーメン」はある店の商標登録名称になっているらしい。

それでは本物の“竹岡(式)ラーメン”とは如何なるものか?
ということで、元祖と言われる店に食べにいってみた。
そこでワタシは、これまでラーメン屋について抱いていた常識が
ひっくり返されてしまったのである。
ワタシが目撃したいささか衝撃的な光景とは・・・
▼インスタントの乾麺を使用
 (バイトのオバちゃんが作っても失敗しないから…という噂)
▼それをさほど大きくもないボウルで茹でる
▼しかもコンロは七厘
▼スープは、チャーシューを煮た醤油だれをお湯で割っただけ
▼ベッコベコに凹みがついているアルミ盆で運んでくる。
 当然、汁、こぼれまくり
▼大盛でも丼がまったく同じ。さらに汁、こぼれまくり
▼普通のラーメンでも、ワイルドに切断されたチャーシューが
 ドカドカ乗せられてくる
▼「やくみ」という名のオプションあり。その正体は玉葱のみじん切り
▼大量にチャーシューを作るための準備と思われるが
 我々客が食べているすぐ近くに、バラ肉の塊が重ねて置いてある
 (一応、ビニール袋には入れられていた)

ところが、これが食ってみると、意外となかなかイケるのだなぁ。
異様な雰囲気に酔ってしまったからなのだろうか。
しかし、やはりこのユニークなラーメン(というか店?)には
たくさんファンがいるようで、ひなびた町の一角だというのに
けっこうな行列ができている。
うーん、あなどれんぞ、竹岡のラーメン。