ローカルB級グルメ界の優等生というか“勝ち組”といえば「富士宮焼きそば」であろう。
ご当地メニューの祭典“B-1グランプリ”では第1回・第2回を連覇。
多くのメディアに取り上げられ、カップ麺にもなった。
もたらした経済効果は6年間で200億円以上と言われ、
食での町興しの成功例として、全国にその名を轟かせている。

さて富士宮には、この焼きそばをちょいと発展させた、もうひとつのローカルフードがある。
それが今回紹介する「しぐれ焼き」。
簡単にいうなら、焼きそば入りのお好み焼きの一種、だろうか。
独特のコシのある富士宮の焼きそば麺に、地元産のキャベツ、
肉かす(ラードを搾った後の残りを油で揚げたもの)を加えて炒め、
クレープのように薄くのばした生地の上で、蒸し焼く。
スタイルは広島風お好み焼きに近いが、生地がもっと薄い。
そしてギュギュッと押しつけながら焼くために、
具材の焼きそばはかなりパリッとした感じに仕上がる。
これはお好み焼きのようでお好み焼きにあらず。
微妙に別モンである。

ただようB級感は「富士宮焼きそば」以上。
富士宮を訪ねた際には、焼きそばだけでなくこちらも食べてみてほしい。