富山ブラック!
なにやら、北陸戦隊ナントカレンジャー的な響きだが、別に悪の組織と戦ったりするものではない。
ラーメンに詳しい方ならご存知だろう。
富山におけるご当地ラーメンの一形態、それが「富山ブラック」だ。

まず目を引くのは、真っ黒なスープ。
そもそも醤油ラーメンのスープは黒っぽいものだが、このラーメンにはさらに深い濃さがある。
すすってみれば・・・想像通りの醤油の香り、そして強めの塩気。
麺はこのスープを吸って黒褐色に染まり、 まさしく「ブラック」の名に恥じない態である。

このメニューを作り出したのは、ある屋台のラーメン屋。
戦後、街の復興建設に従事していた肉体労働者向けに
塩分を濃くしたスープのラーメンを出したのが始まりだという。
やがて同じように濃黒のスープを出すラーメン店が徐々に増え、
このスタイルのラーメンは「富山ブラック」と呼ばれるようになった。

具は、チャーシュー、メンマ、ネギなどオーソドックスだが、
ネギを多めに入れるのが一般的のようだ。
そして粗びきの黒コショウを振りかけるのも特徴。
しかし、何よりワタシを仰天させたのは、メンマの味だった。
し、しょっぱいっっ!!
中には穏やかな味付けの店もあったから、これがデフォルトというわけではないようだが、
ワタシの経験では3分の2の確率で、恐ろしく塩辛いメンマと遭遇した。
真っ黒スープに麺、塩気の強いチャーシューまでは受容したが、この凶悪メンマには降参。
トーホグ人にもキツいっすよ、このしょっぱさは。
おそるべし、富山ブラック。